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高田高校海洋システム科

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「海・船・魚」に関する分野について、生産から流通までのシステムを学び、観光資源としての海洋環境に関する知識を身につけます。
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#海洋システム科

全国水産・海洋高等学校生徒研究発表 東北地区大会

みなさん、こんにちは。 10月25日(金)に「第33回全国水産・海洋高等学校生徒研究発表東北地区大会」が宮城県水産高等学校を会場に行われました。東北地方の水産・海洋高等学校9校が集い、課題研究や総合実習で取り組んできた研究内容を発表しました。 本校からは、海洋システム科3年の黄川田釉壬さん、吉田琉希さんが発表しました。地域水産業の活性化を目指し、チゴダラ(ドンコ)を用いた新商品の開発を試みた研究です。ちなみに、ドンコはお金の貯まる縁起の良い魚として知られており、実際に気仙沼

始まりました。小学生水産体験教室!

 今年度も陸前高田市内の小学校の児童を対象にした、水産体験教室が始まりました。高田高校の海洋システム科の生徒が指導者役となり、様々な体験を通して水産業を理解してもらう目的で行われています。  半日という短い時間ですが、かまぼこ作りや操船シミュレーター、ロープワーク、そして飼育生物の観察など、小学生を楽しませようと指導役の高校も頑張っていました。  今年度第1回目は、広田小学校のみなさんです。  今年度は11月下旬までに、陸前高田市内6校の小学校が水産教室を体験することになっ

ダイビング実技実習

みなさん、こんにちは。 7月29日(月)~8月2日(金)の4日間、海洋システム科の3年生4名がでダイビング実技実習を行いました。 ダイビングの実技実習に先立って、6月末と今回の実習の直前に、本校近くの夢アリーナのプールを使って練習です。器具の確認や使用方法の説明など受けて、実際に器具を装着してプールで練習しました。 大船渡消防本部(大船渡市防災センター)の潜水プールをお借りして、実際に水深5mまで潜ります。実習内容は、垂直潜水(スキンダイビング)、潜行・浮上(潜行ロープあ

高田高校一日体験入学

みなさん、こんにちは。 7月30日(火)に高田高校一日体験入学が行われました。中学生217名、保護者約60名もの参加がありました。 学校長の挨拶と生徒会長の歓迎の言葉を皮切りに、普通科では本校の目玉の一つでもある探究活動の紹介、海洋システム科では、普通科にはない海洋システム科の魅力を紹介しました。 その後、普通科は学校紹介(概況説明、部活動紹介、行事紹介)と校舎見学、部活動見学を、海洋システム科は海洋系体験授業を実施しました。高田高校の様々な活動の紹介に、中学生は真剣に見入

陸前高田市水産教室(サーモン試験養殖)

みなさん、こんにちは。 ちょっと前になりますが…6月28日(水)に海洋システム科の2,3年生20名が陸前高田市水産教室に参加してきました。生徒たちは陸前高田市の広田湾で新たに開始されたサーモン試験養殖について学びました。  陸前高田市では新たな産業として「ニッスイ」と共同で「サーモン養殖」を進めています。今回は、水揚げの様子を見学して、担当者からサーモン養殖についての講義を通して学び、地域産業の主幹である「水産海洋関連産業」について理解を深めることを目的としています。  

軽トラ市で実習製品販売

 3連休の中日でもある7月14日(日)に、陸前高田市のまちなか広場にて軽トラ市が開催されました。新鮮な野菜や海産物、フルーツアイスなど、様々な商品が販売されていました。  高田高校の海洋システム科も、実習で製造している缶詰と各種パンを持ち込み販売実習を兼ねて参加しました。  当日は天気もよく、大勢の買い物客で賑わっていました。3名の生徒が参加しましたが、出店の準備から後片付け、そして品出しや接客など、販売実習を通して多くのことを学びました。お買い上げいただいたお客様や生徒に

ここを乗り切れば怖いものはない!

 6月19日(水)~21日(金)の2泊3日の日程で、海洋システム科1年生の乗船実習が行われました。今年度の海洋システム科1年生は男子8名、女子3名、計11名が人生初の漁業実習に参加しました。  乗船時の生徒の表情からは期待よりも不安の方が大きく、緊張感がひしひしと伝わってきました。  2泊3日の短い実習でしたが、他の高校では体験できない貴重な実習となりました。  船酔いで辛い思いをしても、保健室に行くこともできず、船内の様々な仕事を休むこともできない状況を乗り越えたという自

北斗(ほくと)と蒼天(そうてん)

みなさん、こんにちは。 本日は、海洋システム科の生徒がお世話になってる教習艇をご紹介いたします。本校の艇庫は、学校から20分程度離れた広田半島の大野湾に面している六ヶ浦(むつがうら)漁港にあります。 海で実習があるときは、本校所有のバスで六ヶ浦漁港まで移動し、実習を終えたらまた学校に戻ってきます。ほとんどの場合は、午前中いっぱいが実習時間に充てられています。 さまざまな実習を行いますが、教習艇に乗って船を実際に操縦する実習もあります。生徒は「2級小型船舶操縦士」の免許取得

立派に育ってくれー 牡蠣の養殖実習

みなさん、こんにちは。 海洋システム科の2・3年生の海洋科学コース約10名が、連休明けの5月9日から牡蠣の養殖実習を行っています。牡蠣のお世話をしないと立派に育ってはくれません。 5月9日(木)に、養殖棚に付着した海藻などの不要物を綺麗に清掃するところから作業を始め、本日(5月24日(金))は牡蠣の間引きを行いました。幾つかくっついている牡蠣を一つ一つにばらし、綺麗にして、愛情を込めてまた海に戻します。 この牡蠣は、三陸の海の栄養分と生徒の愛情?をたっぷりと蓄え、これから

復活!「さんま缶詰」始めました。

待望の「さんま味付け缶詰」実習が始まりました。 過去数年は、原材料となる「さんま」の価格が不漁により高騰し、実習を断念していました。今年5年ぶりに製造することができました。 今日は、3年生食品科学コース4名で銀色に輝く「さんま」40kgを捌きましたが、この生徒たちも高校入学して、初めて「さんま缶詰」の実習を行いました。  久しぶりに「さんまの味付け缶詰」を製造しました。40kgのさんまで182缶作ることができました。  5年ぶりということで、生徒はもちろんですが、教員も作業

忘れるな 2001年2月10日という日を        

 今から23年前の2001年(平成13年)2月10日に何が起きたか知っていますか。実は、ハワイ沖の海域で愛媛県立宇和島水産高校の実習船とアメリカ海軍の原子力潜水艦が衝突するという大きな事故がありました。実習船「えひめ丸」はわずか5分で沈没し、9名(船舶職員3名、教員2名、生徒4名)が亡くなりました。  この事故を機に、2003年(平成15年)に全国水産高等学校長協会は2月10日を「海の安全祈念日」に制定しました。  そこで、全国の水産高校では2月10日に合わせ「海の安全祈念

私達の健康は私達の手で…

 生活習慣病や理想的な食生活について知る機会を作り、食を選択する力を育むことで、健康づくりを『自分事』ととらえ実践することを目的とし、陸前高田市の食生活改善推進員の指導のもと、「健康づくり教室」が行われました。  参加した生徒は海洋システム科の2年生で、普段から「フードデザイン」の授業や総合実習で食品に関わる機会が多い生徒達です。  タマネギの繊維ってどの向き?にんじんを千切りするときはどう切る?普段家庭で料理をすることのない男子生徒に、優しく丁寧に教えてくださった食生活改

ダイブコンピュータを、寄贈していただきました 2024

 こんにちは。1月18日(木)、株式会社ゼロ取締役、営業本部長の入江聡彦様が来校され、本校の海洋システム科にダイブコンピュータ「海魂」3台を寄贈していただきました。  ダイブコンピュータは、ダイビング中の水深・浸水時間・水温などを自動で計測して表示するものです。潜水実習時の安全確保に必要となります。    株式会社ゼロ様には、昨年も寄贈して頂いております。大切に使わさせて頂きます。誠にありがとうございました。

岩手の漁業を守るのは俺たちだ!

 近年、海の環境変化に伴い、鮭やサンマなどの主要魚種の不漁問題や漁業後継者不足など、岩手の漁業を取り巻く課題は山積している。水産を学ぶ私たちにできることは何か……。  岩手県では漁業後継者不足問題に対応するために、平成31年4月に「いわて水産アカデミー」を開校した。漁業に従事するための知識や技術を学ぶために県内外から多くの方々が集まっている。  本日は「いわて水産アカデミー」に在校している方々から漁業という仕事について話をしていただいた。   26年間勤めた会社を退職して