実習船「海翔」でのカゴ網実習
6月15日(水)から17日(金)にかけて、海洋システム科1学年生徒が、岩手県水産海洋系3高校の共同実習船「海翔」に乗船して「カゴ網」実習を行いました。
岩手県水産海洋系3高校とは、北から久慈東高校、宮古水産高校、そして本校です。
この実習は、乗船により慣海性を養うとともに、船内における共同生活をとおして協力や助け合いの精神を育み、将来の漁業の担い手を育成することを目的に行われたものです。
参加生徒は、午前中に行われた大野海岸清掃活動及び避難訓練に参加した後、学校に戻り、乗船実習のため海翔が停泊している宮古港に移動しました。
当初の予定は、大船渡港から乗船し三陸沖に出てカゴ網漁を体験するというものでした。
残念ながら、悪天候のため宮古港内での船内実習が主となりました。
「カゴ網漁」とは、えさを取り付けたカゴを海底に仕掛け、匂いにつられて入ってきた生物を捕る漁法です。
悪天候のため予定が変更され、「カゴ網漁」は体験できませんでしたが、参加した生徒は海翔での航行を体験し、船内での学びを深めました。
震災前、共同実習船だった「翔洋」は、定期点検中に津波の被害を受け使用不要となりました。震災後、日本財団様からの多大なご支援により、「海翔」が共同実習船として建造され、現在にいたります。