陸前高田市には「めんこいトマト」というフルーツトマトの特産品があります。D-Design Farmという農場で生産されているトマトです。最近、メディアなどでも紹介されています。
　そのD-Design Farmに５月２５日（木）、高田高校の２年１・４組の生徒が訪問し、糖度８度以上の「めんこいトマト」を育てるための「脇芽取り」という作業を体験してきました。

　ハウスではゴム手袋とシューズカバーをつけての作業です。これも品質を守るために大事なことなのだと講師の太田弘樹さんに教えていただきました。太田さんは高田高校の卒業生。２０１１年３月１１日の東日本大震災津波直前に卒業した方です。震災後に陸前高田に戻り、復興支援の傍ら、農業の修行に励み、起業したのだそうです。

　ハウスの中なので暑い中での作業となりましたが、トマトを試食させていただき、「今日食べたトマトが今まで食べた中で1番甘かったです！」、「一つ一つ手間をかけて、私たちの食卓に出回り、改めて、農家の方々のお陰で安全に食べられているんだなって思いました」など、農業や地産地消、品質管理、食の安全などについて考えることができたようです。