水産を学ぶ岩手の若者の活躍 ~水産クラブ研究発表会~
令和6年度第65回岩手県高等学校水産クラブ研究発表会が10月8日、高田高校において開催されました。
岩手県内には水産系高校が久慈東高校、宮古水産高校、高田高校の3校あります。各校の特色を生かし、生態系や海の環境、水産業や食品開発など様々な研究を行っています。この3校が一堂に会し、日々の研究の成果を発表するのが、この水産クラブ研究発表会です。過去には岩手県の水産高校が全国で最優秀賞を連続で取るなど、全国的に注目を集めてきました。
今月末には、宮城県で行われる東北地区大会があり、そこで2位までに入れば、全国大会に出場することができます。岩手県の水産高校のみなさん、ぜひ、全国大会で岩手の底力を見せましょう。
今回の発表会では、海水温の上昇という環境変化がもたらす影響が、5本の発表すべての土台になっていた。
近年、岩手県の代表的な魚であるサケの大不漁や、ホタテの斃死、ワカメの生育不良等、海水温の上昇の影響を受けて多くの問題が発生している。
海水温の上昇を止めることは、高校生には不可能であるが、地元の水産業を良くしようとする気持ちは、とても強くて熱い。どの発表も地域に根ざしたものであり、素晴らしいものであった。
最優秀賞
高田高校海洋システム科食品科学コース
地域活性化につなげる商品開発 「財布魚で町を豊かに」
優秀賞
宮古水産高校海洋生産科食品資源
三陸宮古のウニログ ~アウトレットウニの畜養記録~
優秀賞
久慈東高校総合学科海洋科学系列
久慈のダイナンギンポに関する再考