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消防・防災フェスタ2023でボランティア活動~防災について考えよう~

 11月5日は「津波防災の日」「世界津波の日」です。この日は、安政元年11月5日の安政南海地震(M8.4)で和歌山県を津波が襲った際に、稲に火を付けて、暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させて命を救った濱口梧陵の逸話にちなんで定められました。
 陸前高田市ではこの日に合わせて、「消防・防災フェスタ2023」が開催されました。市民を対象に、ふだん体験できない消火体験や救助体験などの消防活動、煙体験や地震体験等の模擬体験を通じて、来場者が「見て」「触れて」「体験して」をコンセプトに、活きた知識を身につけ、消防及び防災についての意識の向上を図ることを目的に実施されました。会場は市内の商業施設「アバッセたかた」の駐車場です。10月5日に陸前高田市消防署の方が来校され、「高田高校の生徒にボランティアとして参加してもらえませんか」と依頼されました。校内で希望者を募ったところ、消防や医療・福祉を進路に考えている6名の2年生が希望し、ボランティアとしてこのイベントに参加しました。

総合受付で案内を担当しています
乗車体験で参加者のちびっこに衣装を渡しています
煙体験会場の案内係をしています
救助体験の補助をしています

 今回のボランティア活動は、陸前高田市消防薯のご厚意で職業体験を兼ねて実施されました。30分程度の休憩時間で持ち場以外のブースを体験できるよう取り計らっていただき、貴重な経験ができました。ありがとうございました。
 会場にはポンプ車や救急車をはじめ、起震車の「そばっち号」まで様々な緊急車両が勢揃い。小さい子どもたちがたくさん来場していて、大喜びでさまざまな体験をしていました。

放水体験
震度7の揺れを体験できる「そばっち号」
災害救助犬のお仕事紹介
ちびっこあこがれの車①
ちびっこ憧れの車②

 また、アバッセ高田のフリースペースには陸前高田市のジオラマが設置されたり、市内の小中学校の災害への備えの取り組みを紹介したポスターが展示されたりしていました。

陸前高田市のジオラマ
高田第一中学校の学区内ハザードマップ

 ところで、アバッセたかたのお向かいには陸前高田市立博物館があり、11月3日(金)から、名古屋市博物館所蔵のオーギュスト・ロダンの「考える人」の展示が始まりました。名古屋市博物館が改修工事のため3年間の休業となるのですが、その間陸前高田市博物館に設置されることとなったのです。消防・防災フェスタの会場から足を伸ばして行ってみました。

ジャジャン!
想像より大きい(個人の感想です)

 本物の「考える人」を見上げながら、今日のイベントをきっかけに防災についてもっと考えてみようと思いました。
 消防・防災フェスタ開催や本校のボランティア活動にご尽力いただいた陸前高田市消防署の皆さん、ありがとうございました。