【T×ACTION】シンガポール旅行記Ⅵ~ホームステイ~
シンガポール派遣団の生徒は7月29日(土)~7月31日(月)までホームステイをしました。ホストファミリーに案内していただいてシンガポール各地へ。今回はその様子をお伝えします。
【生徒の報告①】
今日はホストファミリーと一緒にすごす1日でした。私のホストファミリーは中華系で朝ごはんに肉まんのようなものを食べました。家の中で会うたびにお腹すいた?何か食べる?と聞いてくれました。ホストファミリーに会う前はとても緊張していましたが、優しい方々で安心しました。ホストマザー同士が知り合いらしく結局みんなで集まってご飯を食べ、セントーサ島の海を見て、その後ケーブルカーに乗りました。海はとてもきれいでたくさんの観光客がいました。ケーブルカーから見渡す景色もまた美しかったです。ホストマザー達は皆さん優しく、そしてパワフルな方達で、大阪にいったらたくさん値切れそうです。ホストマザー達は様々な言語を使って話しているのに感動しました。また、シンガポールのバスには2階があるものがあり、初めて2階に乗りました。そこにシンガポールの人口の多さを感じました。さらにホストファミリーがいくつか日本語の単語を知っていたり、家にあるものに日本語表記があったりと改めてシンガポールで日本が好かれていることがわかりました(キットカットやポッキーがありました。また、osakaやヤキニクなど日本語が書かれたTシャツを着ている人もいました)。話が変わりますが昼間のシンガポールはとても暑いですが、夜はとても過ごしやすいです。
【生徒の報告②】
今日は午前中にガーデンズ・バイ・ザ・ベイに行ってきました。ただの植物園ではなく、貯水、電気の発電などを植物で行い、施設を運営していてサステナブルな仕組みに感動しました。世界中から集められた植物はとてもきれいでした。バオバブの木は大きなパイナップルのようでかわいかったです。大きな木は迫力満点でカメラにおさめるのが大変でした。また、大きな滝も迫力があり、つい見入ってしまいました。午後はチャイナタウンとリトルインディアに行ってきました。仏牙寺、龍華院にはたくさんの神様の像などが展示されていました。中では仏教徒の人々がお経を唱えていました。建物を上がり、外に出ると中心に植物がありここにも植物があるのだなと思いました。リトルインディアはチャイナタウンとはまた違う町並みでエアコンがついているお店が少なかったです。ところどころにある壁画アートが素敵でした。また、ガネーシャの小さな像がたくさん売られていました。神様がたくさん屋根に乗っているスリヴィラ・マカリアマンがとても印象的でした。夕食はシンガポールの生徒さんと一緒に食べました。マーライオンやマリーナベイの美しい夜景を見ながら楽しくご飯を食べることができました。
【生徒の報告③】
ホームステイをする前にホストファミリーに渡した自己紹介シートに記入した私の誕生日を覚えてくれていて、事前だけどと言ってケーキでお祝いしてくれた。とってもとっても嬉しい!!😭
7月31日に生徒たちはホストファミリーと別れてホテルに再度チェックインしました。
観光立国で大きな成果を挙げているシンガポールの観光地を巡ることで今後の陸前高田市の目指す観光都市像が見えたのではないでしょうか。また、国土が狭いからこそ、環境に配慮した持続可能な設備や取り組みが展開されているようです。災害に強く、美しい環境を生かしたまちづくりを進める陸前高田市でも参考にできることがありそうです。
今回生徒がホームステイをした家庭の中には、家政婦(ヘルパー)さんがいるところもありました。先月発表されたジェンダーギャップ指数2023年度版で日本は先進国中最下位の125位。女性の社会進出が進んでいません。シンガポールは49位です。事前学習で「家事のアウトソーシング(外注)の効果なのかどうか探究したい」と生徒たちは言っていました。家事のアウトソーシングは逆に経済格差を生んだり、助長するという考えもあるようです。ホームステイを通じて学んだことを共生社会の実現の取り組みに生かして欲しいと思います。