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新たな船出!船名美しく!

 令和6年10月23日(水)、新潟県の造船所において「岩手県立学校共同実習船」の命名式と進水式が執り行われました。この共同実習船の船名は「りあす丸」。現在運航中のりあす丸は2001年3月に竣工し、今年度で船齢23年になりますが、老朽化が著しいことにより、代船として新潟で建造されています。
 この新しい「りあす丸」の船名の揮毫は、実習船を利用する宮古水産高校、久慈東高校、高田高校の3校の生徒から募集することになっており、見事、高田高校3年鈴木愛弓さんの作品が採用となり、教育長から表彰されました。

教育長表彰。後ろには鈴木さんが書いた「りあす丸」の美しい文字がくっきりと!
こちらは船尾の船名と船籍港名です。いや~きれいな字ですね。
引率された書道部顧問の先生と記念写真。

 鈴木さんは普通科の3年生。大学受験の勉強の合間を縫って、命名式に参加しました。
 新しい船の命名に関わるという体験は、普通の高校生ではほとんど体験できない、非常に貴重な体験だと思います。
 来年度以降、岩手の水産業の未来を担う若者が、この船で厳しくも希望に満ちた実習を行うことになります。日本国内だけではなく、海外まで航行しますが、日本の港で「りあす丸」を見かけたら、この記事のことを思い出してください。