グリーンランドは本当に大きいのか
こんにちは。廊下を歩いていたら地理Aの授業をしていたので、教室に入って見学させていただきました。
近年、ICTが学校で進んでいますが、担当の先生は、地図の授業で、メルカトル図法のような長方形の世界地図は緯度によって陸地の大きさが異なることを、手軽に操作できるサイトを使って説明していました。
国や地域をクリックして移動させると、その緯度に応じて大きさが変化します。廊下をうろうろしている私は地理の教員なのですが、少し前にこういうものが欲しいなという教材が今はあるんですね。
視覚に訴えて、わかりやすく説明をしていました。
ちなみに、北緯60度(例えばスウェーデンのストックホルム)の緯線は、赤道上では半分の長さで示されます。それはcos60°が2分の1であることで説明ができます。ですから赤道上の面積は北緯60度では4倍の大きさで表現されます。高校の数学で習う三角関数はこういうところで役に立つのですね。
後半は、世界地図の略地図を描く作業を行いました。大雑把に大陸を捉えて描けるようになると、世界の国の位置などの理解が進みます。
突然、教室に入って見学し、記事にすることを快諾していただき、ありがとうございました。
これからも、授業の様子を紹介できればと思います。