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【T×ACTION】JICAグローカルプログラム生によるキャリア講演会

 12月12日(火)の14:00から高田高校1階の会議室において、「高田高校生に対するキャリア講演会」が開催されました。この会は、陸前高田市内でJICA(独立行政法人国際協力機構)グローカルプログラムに参加している実習生の方から、これまでの学びや進路選択についてお話を伺い、今後の進路選択に役立ててもらおうということで企画しました。実習生は岩手県宮古市出身で来年から2年間ウガンダに派遣される予定の平沼里穂子さんと茨城県出身で同じく来年から2年間ケニアに派遣される予定の國友由紀子さんのお二人です。医療、経済、保育分野を進路に考えている生徒が参加してお話を伺いました。
 平沼さんは小学生の時に英語を習い始めてからずっと、国際関係の仕事をしたいと考えていたこと、高校時代は部活動を引退してからの進路活動スタートだったため、推薦に必要な資格取得がぎりぎりとなってしまい準備に時間を取れなかったこと、進学していた大学で様々な出会いや経験をしたことなどを話して下さいました。

平沼里穂子さん

 國友さんは、子どもが好きで保育士になりたかったけれど進学した大学では幼稚園教諭の資格しか取得できなかったこと、様々な職場を経験する中で保育士の資格を取得したこと、ワーキングホリデーで訪れたオーストラリアの幼児教育・保育環境が日本と異なっていて驚いたこと、児童福祉関係の仕事に飛び込んで様々な学びがあったことなどを話して下さいました。

國友由紀子さん
講演の様子

 実習生お二人のお話を伺った後は、生徒が質問をしました。「JICAの職員として海外に行くために必要な英語力は?」「学校で参加しているボランティアが自分の進路と関係ないような気がしているが、お二人はどんなボランティアに参加されたのか?」「大学院に進学するためにいつぐらいから、どんな準備を始めたか」「社会人経験がないまま大学院に進学しても大丈夫か」など進路選択に揺れる生徒から様々な質問が出ました。

「大学院と養成学校と迷っていて…」
「学校で紹介しているボランティアが自分の進路と重なるのか分からない…」
「陸前高田に帰ってこようかどうか迷っています」
 

 平沼さんも國友さんも自分の経験をもとに、生徒たちの質問や悩みに丁寧に答えて下さいました。その答えを聞いて、生徒たちがとても安心した顔をしていたのが印象的でした。
 お忙しい中、本校の生徒のために貴重な経験をお話しいただき、ありがとうございました。お二人の派遣先でのご活躍をお祈りしています。

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