【T×ACTION】選挙?夢?陸前高田?
7月6日(木)の13時30分から、一般社団法人陸前高田青年会議所主催「高校生向け主権者教育事業 誰もが社会の主人公」が本校で開催されました。講師に岩手県立大学総合政策学部の市島宗典准教授をお迎えして、陸前高田青年会議所の方9名と高田高校の2・3年生12名が地域課題について考えるワークショップを行い、意見発表をしました。
この事業は陸前高田青年会議所の「選挙権年齢が引き下げになったので、高校生のうちから正しい知識を学び、身の回りの課題について自分事として考える生徒を育成する」という目的で実施されました。
講師の市島先生は政治学を教える自身の研究室で取り組んだ政治啓発に関する調査・研究が評価され、明るい選挙推進協会の優良活動奨励賞に選ばれました。今回は「選挙には夢がある!ー陸前高田の夢を語ろうー」と題して指導をしていただきました。
ワークショップに先立ち、本校生徒に選挙のイメージを聞いたところ、「選挙は行かなければならないもの」との考えは持ちつつも、「行ったからといって何かが変わるのか」、「自分たちのような若い世代の意見は反映されにくい」といったイメージを持っているようでした。
ワークショップでは市島先生の講義を聴きながら、陸前高田青年会議所のメンバーの方と叶えたい夢を書き出し、夢を実現するための話し合いを行いました。
空き地の活用や地域の経済振興の方法をディスカッションし、最後に発表しました。終了後は「選挙の難しさやどうやったら夢が叶うのかを考えることができた」、「ワークショップを通じて夢を実現するためには経済的な問題などがあるので、これからは問題点も含めて考えられるようにしたい。また、投票の際には実現の可能性があるのかなどその候補者の公約をじっくり聞いたり、読んだりしたい」、「選挙は夢を実現する場だと学んだ。若い人はもっと選挙を大事にした方がいいと思う」、「私の夢は教員になることだけれど、今日市島先生や青年会議所の方から選挙の大事さを学んだので、教員になる夢を叶えて自分が主権者教育ができるようにしたい」などの感想が発表されました。
地域の未来を担う生徒にとって非常に有意義な時間となりました。市島先生、陸前高田青年会議所の皆さまありがとうございました。