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【T×ACTION】地域異文化交流会~インドってどんな国?~

 9月16日(土)、一般社団法人トナリノにて「地域異文化交流会」が開催されました。この交流会は「高田高校の生徒に異文化を体験してもらい、多様性について考えてもらうきっかけを作る」という目的で、トナリノで研修をしているJICAグローカルプログラム実習生の赤田慎太郎さんが本校の生徒のために特別に企画してくださったものです。
 具体的な交流の内容は、インド、タミルナード州チェンナイのPrestige International India Private Limitedのチェンナイ支店に勤務している日本語の話せるインド人スタッフと日本在住インド人とのオンライン交流で、本校の2年生4名が参加させて頂きました。

交流の様子

 交流会の前半は英語で、スマホなどのツールを活用しながら自己紹介、4人で力を合わせて陸前高田の紹介・アピールをしました。後半は日本語で質問タイム。「インド人は数学が得意ですか?」「日本語はどのように勉強しましたか?」「インドの電車やバスは混雑しているとききますが、実際はどうなのでしょうか?」などの質問をしました。
 参加した生徒は交流会をとても楽しんだようです。交流会の感想では、「やはり、インドなまりの英語聞き取れなくて少し緊張しましたが、みなさん人柄が優しくて楽しむことができました。母語ではない言語を取得するためには、やる気をもって学習することと、ネイ ティブの人とのたくさん交流するということが大切なのだなと改めて感じることができました。貴重な機会をありがとうございました。」「シンガポールに行って知ったことと共通することがあって面白かったです。」と述べており、良い経験になったようです。

 赤田さんはこの交流会を企画した背景について、「昨今、SDGs達成の一環として、多様性を受け入れる社会の実現が求められています。しかし、日本は単一人種の国家であるため、ヨーロッパ諸国やアメリカなどの先進国と比較すると多様性を受け入れることに慣れていません。ヨーロッパ諸国やアメリカは準備や学習をしなくとも、多様性を受け入れる環境が十分に整い、幼い時からその環境に馴染み生活をしなければなりません。日本においては、そのような環境がかなり限定されています。これから多様性を受け入れる社会を構築するためには、早い時期から多様性を学べる環境を提供する必要があると考えます。陸前高田地域住民の子どもに多様性と異文化を理解してもらうための環境として異文化交流会を計画しました。」と述べていらっしゃいました。陸前高田にいながら、異文化理解に知見をお持ちの方からサポート頂いてこのような交流ができるのは大変素晴らしいことだと思います。赤田さん、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
 

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